日立情報通信エンジニアリングがForteの高位合成ツールを設計サービス用に採用

2012年11月14日、SystemCからの高位合成ツールを手掛けるForte Design Systemsは、同社の「Cynthesizer」を日立情報通信エンジニアリングが導入したことを発表した。


発表によると、日立情報通信エンジニアリングは、同社のLSI論理設計サービス・ビジネスにForteの高位合成ツール「Cynthesizer」を採用したとの事。同社は古くからC言語ベースの開発ソリューションを設計サービスとして提供しており、「Cynthesizer」が入力とするSystemC言語の教育サービスなども手掛けている。

同じグループで親会社の日立製作所では、Forteの「Cynthesizer」の他に、BluespecやNEC、Calyptoの高位合成ツールも利用しているようだが、日立情報通信エンジニアリングがLSI論理設計サービス用に採用を公表したのは今回のForteの高位合成ツール「Cynthesizer」だけである。

尚、Forteは10月29日に「Cynthesizer」の最新バージョン4.3のリリースを発表。同製品はパシフィコ横浜で開催中のEDSF2012にて展示されている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.11.15 )