富士通QNET、EVEのエミュレーターでUVMベースの検証を高速化 ※訂正あり

2012年9月4日、ハードウェアベースの検証ソリューションを手掛ける仏EVE社は、富士通九州ネットワークテクノロジーズによる同社製品「ZeBu」の事例を発表した。

発表によると富士通QNETは、検証メソドロジUVMを用いた論理検証の高速化に向けてEVEのエミュレーター「ZeBu」を導入。UVM準拠のテストベンチを論理シミュレータ上で動かし、検証対象(DUT)を「ZeBu」上に実装し、両環境の協調シミュレーションを行うコ・エミュレーション環境の構築を実現した。

富士通QNETシステムロジック開発センター 第一開発部の由利英介氏によると、「ZeBu」のトランザクタ技術によってテストベンチとエミュレータ間の通信オーバーヘッドが最小化され、UVM検証環境を高速化できることを確認。簡単にUVMテストベンチを「ZeBu」に接続する事ができたという。

同事例の詳細については9月28日(金)に新横浜で開催される検証セミナー「Verify2012」にて発表される予定。講演タイトルは「UVMとエミュレータの協調シミュレーションによる検証高速化」。


= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.09.04 )