富士通セミコンダクターがPCB設計向けにMentorのSI解析ツール「HyperLynx」の導入を拡大

2012年9月7日、Mentor Graphicsは、同社のシグナル・インテグリティ(SI)解析ツール「HyperLynx」を富士通セミコンダクターが拡大導入した事を発表した。


発表によると富士通セミコンダクターは、メモリ・インタフェースのLSI-PKG-PCB協調設計のツールとしてMentorの「HyperLynx」を昨年標準採用しており、今回はそれに加えて、5Gbps帯のSerDesシグナル・インテグリティ解析での実績を受けて同ツールを拡大導入することにした。

富士通セミコンダクターは、自社のIBIS-AMIモデルと「HyperLynx」のChannel Analysis技術を組み合わせることにより、5GHz帯のSerDesにおいてもシグナル・インテグリティ解析の精度の確保と解析時間の大幅な短縮を実現。「HyperLynx」上に自社のIBIS-AMIモデルを含む「USB 3.0 Compliance Simulation Kit」を構築したという。
※IBIS-AMI
I/O Buffer Information Specification - Algorithmic Modeling Interface

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.09.13 )