12年7月世界半導体売上は前年比1.9%減、前月比0.2%増の244億ドルで14ヶ月連続前年割れ

2012年9月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2012年7月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。

SIAの報告によると、2012年7月の世界半導体売上は前年同時期比約1.9%減、前月比約0.2%増の244億ドルという統計結果となった。これで世界半導体売上の前年割れは14ヶ月連続。当初は7月以降の12年下半期は売上が回復基調に入るとする予測が多かったが、ここにきて企業や各調査機関で年間売上予測を下方修正する動きが加速。遂に12年半導体売上は前年割れとする予測データもで始めた。(市場調査会社IHSは8月時点で12年半導体市場の成長率を-0.1%と予測)


2012年7月の売上を地域別でみると、北米市場の落ち込みが大きく前月比3.9%減、前年比10.4%減。3ヶ月毎の売上平均を見ても2-4月売上に対して5-7月の売上は9%減少した。そんな中、日本市場は前月比、前年比、3ヶ月毎の売上平均の全てにおいて最も高いプラス成長を示した。

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SIA

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.09.05 )