配置配線ツールのATopTechがタイミング解析の精度改善でBerkeley DAの「Analog FastSPICE」を採用

2012年7月11日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、Berkeley Design Automationは、同社の回路シミュレーター「Analog FastSPICE」を先端プロセス向け配置配線ツールを手掛けるATopTechが採用した事を発表した。

発表によるとATopTechは、同社の配置配線ツール「Aprisa」のタイミング解析の精度を改善するためにBerkeleyDAの「Analog FastSPICE (AFS)Platform」を選択。「Aprisa」のタイミングドリブン配置配線テクノロジでは、先端テクノロジノードでSPICEレベルの精度を達成するため絶えずキャリブレーションが行われており、そのキャリブレーションに「Analog FastSPICE Platform」を用いることでタイミング解析の精度を改善する。ATopTechは「Analog FastSPICE Platform」を採用した理由として、同製品の高速・高精度なパフォーマンスと合わせて、「大規模なポストレイアウトのキャリブレーションに必要なキャパシティを備えているから」と、そのキャパシティを挙げている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.07.17 )