SpringSoft日本法人の副社長に国内ESLのベテラン川原氏が就任

2012年3月13日、カスタムIC設計環境ならびにハードウェア検証・デバッグソリューションを手掛けるSpringSoftは、同社の日本法人副社長に川原常盛氏が就任した事を発表した。


発表によると川原氏はスプリングソフト株式会社の副社長兼営業本部長として同社の営業強化に注力する予定との事。当面は、検証環境の品質を評価する「Certitude Functional Qualification」やFPGAプロトタイプのデバッグツール「ProtoLink Probe Visualizer」といった同社の新製品を中心に営業活動を展開すると本人がコメントしている。

川原氏は元京セラのエンジニアでハード設計に限らずソフト開発に関する経験と知識を持つ人物。京セラ退社後はイノテックを経てESLベンダCoWareに移り、同社日本法人の創成期から約12年間に渡りESLの世界で活躍した。川原氏は日本のESLの立ち上げに大きく貢献した人物として知る人ぞ知る、いや、知らない人は少ないと思われるほど有名。技術に明るい持ち前のマーケティング手腕でこれからも新天地での活躍に期待したい。


= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.03.15 )