Xilinxが業界初28nm 2.5Dで集積度世界最大のFPGA「Virtex-7 2000T」をリリース

2011年10月25日、XilinxはFPGAの新製品「Virtex-7 2000T」の出荷開始を発表した。
「Virtex-7 2000T」は、スタックド・シリコン・インターコネクト技術を用いて複数FPGAを並べて繋ぐ「2.5D」と呼ばれる二次元の配置手法を用いた初のFPGAで、TSMCの28nm High Performance Low Power(HPL)プロセスで量産されている。「Virtex-7 2000T」には、68億トランジスタで実現される業界最大の2000万ASICゲート相当、200万ロジック・セルが集積されており、トランシーバーの最大速度は12.5Gb/s。Xilinxの最高峰ハイ・パフォーマンスFPGAとして出荷される「Virtex-7 2000Tに」は、通信/放送インフラをはじめ、ハイ・パフォーマンス・コンピューティングやASICプロトタイプ、エミュレーションなどでの利用が想定されている。
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※画像はVirtex-7 200T のイメージ Xilinx提供
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※画像はスタックド・シリコン・インターコネクト技術のイメージ図 Xilinx発表資料抜粋

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.10.26 )