ケイレックスがSTARCのデータベースを用いたEDAツールの品質検証サービスを提供

2011年6月28日、EDAを中心とした設計環境構築のアウトソーシング・サービスを展開する、ケイレックス・テクノロジーは、STARCの保有するEDAツールの品質検証に関する技術ライセンスのライセンシーとなった事を発表した。
発表によるとSTARCは、長年に渡りクライアント企業の協力を得てEDAツールのQA自動評価環境「STARCAD-QADBシステム」を構築し、それを用いたEDAツール品質検証サービスを行ってきたが、2011年3月末のあすかプロジェクト完了に伴い、自社に代わる同技術資産の新たな運用手段として「STARCAD-QADBシステム」の技術ライセンスをケイレックに供与する事を決定した。元々第三者的な立場でEDAツール品質検証サービスを展開していたケイレックスは、同技術ライセンスの供与を受けて新たなEDAツール品質検証サービスを提供していく事にした。
ケイレックスは、STARCがNEDOの支援を受けて開発した設計メソドロジ「STARCAD-21」の普及に貢献していたという背景があり、資本的にも半導体ベンダから独立し、EDA技術に精通したサービスを展開している企業として技術の供与先に選ばれた。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.07.04 )