NVIDIAがNextOpのアサーション自動生成ツール「BugScope」の導入を拡大

2011年5月2日、アサーション自動生成ツール「BugScope」を手掛ける、NextOpは、 NVIDIAとのライセンス契約拡張について発表した。
発表によるとNVIDIAは「BugScope」のライセンスを複数導入。今回の契約は既存の契約を拡張するもので、NVIDIAが「BugScope」の有用性を認めたと理解できる。NVIDIAでは「BugScope」をRTLおよびテスト・スイートに重要な変更が有った際に活用しており、生成したアサーションおよび機能カバレッジ・プロパティをシミュレーター、エミュレーター、フォーマル検証ツールで利用している。
NextOpによると、NVIDIAによる「BugScope」の活用実績として、以下のような事例があるという。
・10万行のRTLコードに対して1200のアサーションと800の機能カバレッジ・プロパティを生成した。
・生成したアサーションおよびプロパティはターゲット品質とパフォーマンス仕様に適したものであり、シミュレーション時間に与える影響は2%以下だった。
・「BugScope」の示したテスト・ポイントによってRTLのバグを発見することができた。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.05.09 )