Mentor売上報告、2011会計年度は前年比14%増の9億1480万ドルで過去最高を記録

2011年2月23日、メンター・グラフィックスは、2011会計年度第4四半期(2010年11月-11年1月)の売上を報告した。
発表によると、メンターの2010年11月-2011年1月の売上は、前年比約30%増、前期Q3比約30%増の3億730万ドル。前年比約24%増となる4915万ドルの純利益を計上した。この実績は前期売上報告時点でのフォーキャストを上回るもので、同社の四半期売上額としては過去最高となる。
最終的にメンターの2011会計年度(2010年2月-2011年1月)の売上合計は、前年比14%増の9億1480万ドルで純利益は2714万ドル。前年実績に対し売上を1億ドル以上も上積みし、前年の2000万ドル以上の赤字から一気に黒字へとV字回復を実現した。
メンターのCEO Walden C. Rhines氏は売り上げ報告の発表にて「大手3社の中で最も成長した」とコメントしているが、実際に同時期の売上推移を見るとSynopsysは前年比1ケタ台の成長率、Cadenceは前年比約10%の成長率に対し、Mentorは前年比14%増と最も高い伸びを示した。売上額ではCadenceとほぼ同列の2位をキープしている。
メンターは次期2012会計年度(11年2月-12年1月)の売上を2011年を上回る10億ドルと予測。直近の2012年Q1(11年2月-4月)の売上は2億5500万ドルと予測している。
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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.03.10 )