マグマのアナログ設計環境「Titan」がオープンPDK「IPL 1.0」をサポート
2010年5月11日、マグマは、同社のアナログ設計環境「Titan」が、90nmプロセスをターゲットとしたオープンPDKのリファレンス「IPL 1.0」をサポートした事を発表した。
「IPL 1.0」は、IPL(Interoperable PDK Libraries) Allianceによって策定されたオープンなPDK仕様で、EDAツールを問わずに利用できるプロセス・デザイン・キットの普及を目的に作られたもの。
今回マグマは、IPL Allianceと協力して「Titan」を評価。「Titan」が「IPL 1.0」の互換性および精度条件を満たしているという認証を受けた。これにより、「IPL 1.0」準拠のiPDKであれば一定の品質基準の下で安心して「Titan」上で利用できる。
発表によるとマグマは、iPDKの導入・開発で先行するTSMCと既に65nm iPDKに対する「Titan」の認証で協力中。「Titan」は65nm/45nmプロセスをターゲットとする「IPL 2.0」もサポートしているようだ。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.05.18
)