STARCがTLモデリングガイドをベースとした「TLM入門セミナー」を開催
2010年5月、STARC(?半導体理工学研究センター)は、「TLM入門セミナー」の開催をアナウンスした。
関連ページ
http://www.starc.jp/tlmg/smn/semiguide-j.html
STARCの「TLMセミナー」は、TLM技術の利用普及を目的としたセミナーで、STARCが販売する「TLモデリングガイド」をベースにTLMの基礎を解説するもの。約3時間半のセミナーで下記内容の講義が行われる。
■ 第1章 TLMとは
1. APIを使用するモデリング手法
2. 実行可能な仕様
3. SystemCとTLM
4. 並列プロセス
5. 抽象度
6. 抽象レベルの明確な定義
7. LTとAT
■ 第2章 システム開発の現状とTLMのメリット
1. システム開発の現状
2. 仕様および実装上の問題点
3. TL設計の導入
4. TLMによる設計検証フロー
5. ソフトウエア早期開発-実践例
6. アーキテクチャー設計での成功例
7. パフォーマンス解析
8. 広がるTLMの世界
■ 第3章 ソケットとペイロード
1. ソケット(LT/AT共通)
2. ソケット(種類)
3. ソケット(標準ソケット)
4. 汎用ペイロード
5. 汎用ペイロード (アトリビュートの種類)
6. 汎用ペイロード (アトリビュート・アクセス用のメンバ関数)
7. 汎用ペイロード (データポインタ)
8. 汎用ペイロード (データ長)
9. 汎用ペイロード (データ転送例 : unsigned char -> unsigned char)
10. 汎用ペイロード (バイトイネーブル)
11. 汎用ペイロード (ストリーミング幅)
12. 汎用ペイロード (応答ステータス)
■ 第4章 ターゲットモデルの記述方法
1. バブルソートのアルゴリズム
2. バブルソートの全体像
3. モデル作成の流れ
4. ハードを意識した記述への変更
5. リソースの検討
6. レジスタとアクセス関数の定義
7. Cソースコードの修正
8. C++への変更
9. TLMモデルの記述方法
10. イニシエータ記述例
11. ターゲット記述例
12. 遅延の記述方法
13. 同期LT
14. タイミングアノテーション
15. テンポラルデカップリング
第一回目の開催は6月18日、大阪で開催される展示会「Embedded Technology WEST2010」に合わせて行われる予定で、秋口には関東でも開催を計画中。参加費はなんと無料である。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.05.27
)