メンター、配置配線と物理検証を統合する新製品「Calibre InRoute」を発表

2010年5月6日、メンター・グラフィックスは、新製品「Calibre® InRoute」設計検証プラットフォームを発表した。

プレスリリース文

メンターによると新製品「Calibre® InRoute」は、物理検証ツール「Calibre」と配置配線ツール「Olympus-SoC」を統合し、DFMを考慮した物理設計フローを実現するツールで、「Olympus-SoC」から「Calibre」を起動し、デザインのDRC違反を自動的に検出・修正することが可能。MCMM(マルチコーナー/マルチモード)ベースの解析および最適化を実施し、面積、タイミング、消費電力およびシグナル・インテグリティを自動的に最適化することが出来る。

「Calibre® InRoute」は、配置配線ツールと物理検証ツールを分けて利用する事によって生まれる、レイアウトの品質的な問題と工数的な問題を合わせて解消するもので、設計者は同ツールを利用すれば、配置配線ツール上で製造性も考慮に入れたデザイン・クロージャを実現出来る。

メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.05.06 )