OSCI、EDAツール向け標準APIの構成要件をパブリック・レビュー開始
2010年2月22日、システムレベル記述言語「SystemC」の標準化団体であるOSCI(Open SystemC Initiative)は、「CCI:Configuration, Control & Inspection」の構成要件のパブリック・レビュー開始をアナウンスした。
「CCI」は、SystemCモデルのインターオペラビリティ(相互運用性)向上を目的に標準化が計画されているEDAツール向けの標準API仕様で、2008年からOSCI内にCCI-WGが組織され、標準化に向けた活動が進められている。
今回発表されたのは、「CCI」の構成要件仕様と呼べる「configuration requirements specification」のパブリック・レビューで、期間は4月2日まで。ドキュメントはOSCIのWebサイトからダウンロードできる。
SystemCはESL用途に普及が進んでいるものの、利用するツールによりモデルの作成仕様が異なる場合があり、作成したモデル資産の再利用やツール・チェーンの構築といった観点から、モデルとツール間のインターオペラビリティの向上が望まれている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.02.23
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