コーウェアのSPW、3G無線モデムの検証機能を拡張
2005年11月7日、コーウェアは、同社の信号処理設計ソリューションであるSPW向けに、3GPPライブラリのHigh Speed Downlink Packet Access (HSDPA)モデルをリリースしたと発表した。このモデルを活用することにより、無線システム設計者は、仕様上のリスクを最大70%削減できるという。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2005/2005.11.07.html
SPWは、デジタル信号処理アルゴリズムの設計および検証用のプラットフォームで、装備される最新の通信およびマルチメディアライブラリのソースコードを参照しながら、信号処理アルゴリズムの設計を行うことができる。
今回追加された3GPPライブラリは、HSDPA規格の新しく追加された実行可能なエンドツーエンドシステムモデルに準拠するリリース5で、このライブラリを使用することにより、システム設計者は、システムの正確なモデルを短期間で作成し、差別化となる部分を追加して、システムパフォーマンスを最適化するために、さまざまな状況下でシステムをシミュレーションすることが可能。
また、設計者は、SPWの高速シミュレーションを利用することで、多くのシステムオプションを探求することが可能なほか、ソースコードの参照および強力なPolyModelを利用することで、詳細な固定小数点での設計開始点としてこのライブラリを使用することができる。
尚、今回追加されたSPW、3GPP HSDPAライブラリおよび通信ライブラリは、既に利用可能。
このSPW HSDPAライブラリは、標準化プロセスに積極的に参加し、長年にわたる3G UMTS/WCDMAモデルの開発経験に基づいて開発されているため、規格提案の解釈を確実にすることが出来るという。(プレスリリース要約)
※SPWに関する詳細は、コーウェア株式会社まで。
コーウェアURL: http://www.coware.co.jp
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.11.08
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