シノプシス、マスクデータ向けのデータ圧縮技術を製品に統合

2005年11月2日、シノプシスとSolutionSoft Systems社は、SolutionSoft社のGDSII および MEBES フォーマットデータの圧縮技術をシノプシスのMDPツール「CATS」の一部として、リリースすることを発表した。

プレスリリース: http://www.synopsys.com/news/announce/press2005/snps_solucats_pr.html

CATSにシームレスに統合されたGDSIIとMEBESデータの圧縮技術によって、設計者は圧縮されたgdzip/mezipファイルをそのままの状態で、リード、ライト及び表示(View)することが出来るようになるという。これにより、ストレージやネットワークへの負担を軽減する事が可能で、テラバイトに達するマスクデータの処理時間を改善することができる。

尚、このSolutionSoft社の gdzip および mezip 圧縮フォーマットは、TSMCやUMCをはじめ、世界中の半導体ベンダでテープアウト実績を持つという。

■Solution-Softについて
Solution-Soft社は、Intelligent Data Optimization(IDO)ソリューションの主要プロバイダーで、複雑なネットワーク環境におけるシステム効率の最適化や、データのオートメーション管理などのソリューションを提供しており、3M、AT&T、Boeing、Ford、French Telecom、Hewlett Packard、Merck、TSMCなど、世界中に1500以上の顧客を持つ。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.11.04 )