セロックシカのESLツール、先端IPプロトコル開発分野で普及

2005年12月5日、セロックシカは、IPv6、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)を含む先端IPプロトコルの開発において同社のDK Design Suiteが大々的に採用されていることを発表した。

プレスリリース:http://www.celoxica.co.jp/corporate/pressreleases/show_release.asp?DocumentID=417

発表によると、チェコ共和国のCESNET研究チームは、セロックシカのDK Design Suiteを使って市販のプログラマブル・ロジックを使ったプログラマブル・ハードウェア・アクセラレータのファームウェアを開発し、IPv6対応アプリケーションに必要とされる非常に複雑なプロトコルを実装しているという。

また、ここでは、異なるプログラマブル・ハードウェア・プラットフォームに対して個別の開発を行うことなくアプリケーションを再利用できるよう、セロックシカのプラットフォーム抽象化レイヤAPIが使用されており、開発されるIPはオープンソース・ライセンスの形で提供され、他のIPv6開発チームも利用できるようになる。

動作合成ツールを中心としたシステムレベル設計からのインプリメントツールは、一般的にデータパス系の処理が得意とされており、コントロール系の処理は不向きとされ、中にはデータパス専用をうたう製品も存在する。

独自言語Handel-Cを用いてCからのインプリメントを実現するDK Design Suiteは、日本国内でも通信制御などのアプリケーションを扱うFPGAユーザに利用されており、一般的な動作合成へのイメージに反した用途で重宝されている。

※DK Design Suiteの製品概要はこちら
https://www.eda-express.com/catalog/?m=s&idno=1225020&bc=11

※DK Design Suiteに関する詳細は、日本セロックシカまでお問い合わせ下さい。
http://www.celoxica.co.jp/default.asp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.12.28 )