日立ITのLogicBench、Virtex-4を4個搭載して1000万ゲート超のSoCプロトタイピングに対応
2006年1月24日、株式会社日立インフォメーションテクノロジーは、大規模SoCプロトタイピングプラットフォーム「LogicBench」シリーズに、新モジュール2モデル6タイプを追加し、販売を開始したと発表した。
プレスリリース:http://www.hitachi-it.co.jp/news/2006/060124.htm
新たに開発されたモジュールは、XilinxのFPGA「Virtex-4」を4個搭載した「Virtex-4 LogicBench 4FPGA model」と「Virtex-4」を2個搭載した「Virtex-4 LogicBench 2FPGA model」の2モデルで、「Virtex-4 LogicBench 4FPGA model」は、従来モジュールの約3倍にあたる最大570万ゲートのデザインに対応することが可能。モジュールを2個使用すれば、1000万ゲートを超える大規模画像処理機能などを容易かつ短期間に実現できる。
また、「Virtex-4 LogicBench 2FPGA model」は、FPGAに加え、大容量メモリに対応するため従来の約5倍の5GBメモリを搭載できるようになったという。
LogicBenchは、SoCのプロトタイピングを容易にする論理検証用プラットフォームで、複数のFPGAをプログラマブルに接続し、大規模SoCの論理を実現することが可能。大規模SoC開発をともなう画像処理機器開発やネットワーク機器開発などのSoCプロトタイピングを主なターゲットとしている。
今回発表されたLogicBenchの新モジュールは、明日よりパシフィコ横浜で開催されるEDSFair2006にて出品される予定。
※LogicBenchに関する詳細は、日立インフォメーションテクノロジーにお問い合わせ下さい。
http://www.hitachi-it.co.jp/index.htm
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.01.25
)