コーウェア、業界初PowerPC750GX/GLプロセッサのSystemCモデルをリリース

2006年4月6日、ESLツールベンダ大手のコーウェアは、「CoWare Model Library」に新しく、「IBM PowerPC」のIPモデルを追加したことを発表した。

プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2006/2006.4.41.html

今回新たに追加されたのは、IBM「PPC750GX」および「PPC750GL」のSystemCプロセッサモデルで、これらを用いる事によりIBM PPC750GX/GLベース・システム向けソフトウェアを、コーウェアの仮想開発環境上で開発する事ができる。

具体的には、今回追加されたPowerPCのSystemCプロセッサモデルやその他コーウェアの用意するIPモデルを利用して、PPC750GX/GLベース・システムの仮想プラットフォームを短期間で作成可能。プロセッサモデルで実行されるソフトウェア向け高速シミュレーション環境によって、システムパフォーマンスの解析やアーキテクチャの最適化を設計の早期段階で行い、ハードウェアの試作を待たずにソフトウェア開発の効率化を実現することができる。

コーウェアは、仮想開発環境で利用するプロセッサモデルやバス、ペリフェラルなどのIPモデルのラインナップに力を入れており、既にARM/MIPS/ARC/Tensilica/FreeScaleなどのプロセッサモデルを用意。今回追加されたIBMの「PPC750GX」および「PPC750GL」モデルは業界初の提供となる。

これらPowerPCのSystemCモデルは、IBM Mamboモデルと統合した形で「CoWare Instruction Accurate Processor Support Package」としてコーウェアおよびIBMの顧客に提供され、そのサポートもコーウェアが一括して行うという。

※「CoWare Instruction Accurate Processor Support Package」に関する詳細は、コーウェア株式会社までお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp

※IBM
http://www.ibm.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.04.07 )