ガイオ・テクノロジー、組み込みシステム検証用「No.1システムシミュレータ」を全面改良

2006年4月27日、組み込みシステム検証用のシミュレーション環境を手掛ける、ガイオ・テクノロジー株式会社は、同社のフラグシップ製品「No.1システムシミュレータ」の全面改良を発表した。

プレスリリース:http://www.gaio.co.jp/product/dev_tools/pdt_no1_ss_rel2.html

ガイオ・テクノロジーの「No.1システムシミュレータ」は、組み込みシステム検証用の次世代シミュレーション開発環境で、従来C/C++プログミングで作成する必要のあった周辺HWシミュレーションモデルを、ガイオが提供する仮想HW部品をGUI上でつなぐだけで、自動合成することが可能。試作機完成前の開発の早期の段階からシステム検証を可能とし、劇的なソフト品質改善を実現することができる。

発表によると、ガイオ・テクノロジーは、自動車ECU開発、OA機器開発分野を中心に実績を伸ばしているこの「No.1システムシミュレータ」のフレームワーク、ユーザインターフェース、カーネル技術を全面改訂し、新バージョン「Release.2」を今年の11月にリリースする。

フレームワーク、グラフィカルユーザインターフェースは.NETのテクノロジーを積極的に取り入れ、既存の他社ツール以上のものへと改良。カーネルはマルチコア・プロセッサに対応し、他社製シミュレータなど、外部アプリケーションを取り込めるようにインターフェースの規格も改善する。また、米Mathworks社のSimulinkで記述されたモデルをACG(AutoCodeGen
erator)経由で生成されたCコードモデルをDLLとして取り込める機能も追加されるという。

※No.1システムシミュレータの「Release.2」に関する詳細は、ガイオ・テクノロジー株式会社にお問い合わせ下さい。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.04.27 )