米Rio Design、パッケージ考慮のLSI設計ツール「RioMagic」をバージョンアップ

2006年6月5日、パッケージ考慮のLSI設計ツール「RioMagic」を手掛けるEDAベンチャー、米Rio Design Automation社は、「RioMagic」のバージョンアップを発表した。

「RioMagic」は、LSIパッケージのエスケープ・ルーティングや寄生を考慮しながら、チップ内部のI/O配置などを最適化する、チップ設計とパッケージ設計の橋渡し的な役割を果たすツール。

新しい「RioMagic 3.0」では、ワイアボンドとフリップチップをフルサポートしたほか、ルールドリヴン I/O シーケンシング、プロトタイピング、リディストリビューション・ルーティングといった新機能が追加された。

これら機能によって、設計者の経験則に基づいていたパッケージ・コストやダイ・サイズの正確な見積もりや、チップまたはパッケージのデザイン変更後の確認やI/Oの最適化が可能となる。

新バージョン「RioMagic 3.0」は既に出荷中で、米国販売価格は、3年ライセンスで1年当たり199000米ドル。現在のところ日本国内の販売代理店は存在していないが、同製品はマグマ・デザイン・オートメーション社からもOEM販売されている。

※関連ニュース「米Rio Design、パッケージ考慮のLSI設計ツール「RioMagic」をマグマにOEM供給」
https://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=384

※Rio Design Automation
http://www.rio-da.com

※マグマ・デザイン・オートメーション株式会社
http://www.magma-da.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.06.06 )