シノプシス、業界標準の回路ライブラリフォーマット「Liberty」を機能拡張>>プロセス・バリエーションを含んだモデリングが可能に
2006年8月2日、シノプシスは、オープンソースで公開している業界標準の回路ライブラリ・フォーマット「Liberty」の機能を拡張したと発表した。
プレスリリース:http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2006/20060802.html
発表された「Liberty」フォーマットの機能拡張は、65nm以降のDFM課題に対応するためのもので、プロセス・バリエーションを含んだセルモデルのモデリングを実現する。
この機能拡張は、「Composite Current Source(CCS)モデル」と呼ばれる、タイミング、シグナルインテグリティ、パワーの情報を兼ね備えたシノプシスの電流ベースのモデルによって実現されている。
今回の機能拡張によって、スタティスティカル・スタティックタイミング解析(SSTA)を実行できるようになると同時に、バリエーションを考慮した設計が可能になり、65nm以降のプロセス・テクノロジ・ノードのデバイス素子や内部配線上で発生する様々なバリエーションによって引き起こされる設計上の不確定要因に対処できるようになるという。
※回路ライブラリ・フォーマット「Liberty」の機能拡張に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.08.03
)