コーウェア、「MePプラットフォーム・モデル」をリリース>>MePベースデザインのアーキテクチャ探求・検証を加速

2006年10月9日、ESLツールの大手コーウェアは、同社のESL製品で利用可能な東芝のコンフィギュラブル・プロセッサ「MeP」のプラットフォーム・モデルのリリースを発表した。

プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2006/2006.10.09.html

発表された「MePモデル」は、コーウェアと東芝両社の共同開発によるもので、MePユーザはこの「MePモデル」を用いる事でシリコン完成前の早期ソフトウェア開発や異なるアーキテクチャの探求が可能な仮想プラットフォームの構築を実現。設計期間を短縮すると同時にシステム全体の性能を最適化する事が可能となる。

「MePモデル」は、コーウェア社のESLツールで利用できる「MeP IPライブラリ」として提供され、その中には様々な抽象度のMePモデルに加え、メモリ・サブシステムやインターコネクトの設定に使用する「MePデザイン・キット」、MePコアにカスタマイズされたインストラクションを追加するためのツール「CORXpert for MeP」が含まれている。

コーウェアは、ESL環境を構築する各ツールの開発に力を注ぐ一方で、システムレベル設計を加速するための「部品」として、主要なプロセッサ・モデル、バスなどのペリフェラル・モデルを中心としたIPライブラリの整備にも注力。幅広いライブラリのラインナップがツール利用者にも支持されている。

「MeP IPライブラリ」は今月末よりコーウェアから提供開始予定で、その詳細については、カリフォルニア州サンノゼのダブルツリー・ホテルで開催中の「The In-Stat Fall Microprocessor Forum」で紹介されるという。

※「MeP IPライブラリ」に関する詳細は、コーウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp

※東芝MeP関連ページ http://www.mepcore.com/j

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.10.11 )