ザイリンクスのFPGA「Spartan」が世界一周最短記録に挑戦するモーターボートの制御ボードに採用

2006年9月12日、ザイリンクスは、同社の低コストFPGA「Spartan」が世界一周最短記録に挑戦するモーターボート「Earthrace」の制御ボードに採用された事を発表した。

プレスリリース:http://www.xilinx.co.jp/japan/j_prs_rls/2006/design_win/0685earthrace_j.htm

「Earthrace」は、ニュージーランドの元石油探査技術者、ピート・ベシューン(Pete Bethune)氏(41歳)の設計したバイオディーゼル燃料のモーターボートで、2007年3月より史上初の完全なバイオディーゼル再生可能燃料による世界一周最短記録に挑戦する計画となっている。

この計画は、「地球へのやさしさ」をテーマに再生可能燃料の有用性や資源保護など広めるボランティアによって進められているもので、鉛フリーで地球に優しくエネルギー効率に優れ、厳しい環境下でも動作可能なFPGAとしてザイリンクスの「Spartan」を採用した。「Spartan」はこの計画のコアとなるモーターボート「Earthrace」の、レーダーやナイトビジョン・システムで使用されているという。

※FPGA「Spartan」ファミリに関する詳細は、ザイリンクス株式会社にお問い合わせ下さい。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.09.14 )