シノプシス、ATPGツール「TetraMAX」の機能を大幅に改善>>処理速度が従来の3倍以上に

2006年9月27日、シノプシスは、テスト・パターン自動生成ツール「TetraMAX」の機能改善を発表した。

プレスリリース:http://www.synopsys.com/news/announce/press2006/snps_tetramax_pr.html(英文)

発表によると「TetraMAX」は、今回が2度目となる大幅な機能改善によって処理速度の高速化が図られ、従来バージョンと比較して3倍?5倍のスピードでテスト・パターンの自動生成を行う事が可能になった。この「TetraMAX」の最新バージョンを2つ同時に利用すれば、平均して約12倍の高速化を達成できるという。

「TetraMAX」は他のATPGツールと違い、大規模デザインでも分割する事無く効率良くテスト・パターンを生成する事が可能で、テストデータ量を1/10?1/50に圧縮するワンパス・テスト合成ツール「DFT Compiler MAX」と統合されている。

また、タイミング解析ツール「PrimeTime」とのリンクにより遅延故障モデルをターゲットとしたテスト・パターンを生成することが可能なほか、寄生容量抽出ツール「Star-RCXT」からのインポート機能も備えている。

※「TetraMAX」に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.10.04 )