米ArchPro社のMulti-Voltage RTLシミュレータ「MVSIM」が混合記述をフルサポート>>Verific社のIPで実現

2006年9月26日、Multi-Voltage RTLシミュレータを手掛ける、米ArchPro Design Automation社は、同社製品「MVSIM」がHDL混合記述をフルサポートした事を発表した。

「MVSIM」は、テープアウト前にチップのPMS(Power Management Scheme)を検証するツールで、複数の電圧を持つMulti-voltageのLSIのダイナミックなVoltage変化、その影響等をRTLレベルで検証することが出来る。

「MVSIM」によるダイナミックな電圧観測は、論理シミュレーターを組み合わせて用いる事で実現され、現在、メンターの「ModelSim」、ケイデンスの「NC-Sim」、シノプシスの「VCS」をサポートしている。

ArchProは、EDAツール向けの各種コンポーネントを提供する米Verific Design Automationより、初めにVHDLのパーサーとスタティック・エラボレータを導入。最近Verilogのコンポーネントを追加し、これによってVerilog/VHDLの混合記述のフルサポートを実現したという。

ArchProはその他に、RTLとネットリストでパワー・マネジメント・ステートやコネクティビティを静的にチェックする「MVRC」と、レベル・シフタやアイソレーション・ゲートなどの調整回路を自動挿入する「MVSYN」を提供しており、日本国内でも直接販売を進めている。

※ArchPro社製品に関する詳細は、アーチプロ デザイン オートメーション インクまでお問い合わせ下さい。
http://www.archpro-da.com/jp

※Verific社製品に関する詳細は、販売代理店株式会社スピナカーシステムズにお問い合わせ下さい。
http://www.spinnaker.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.09.28 )