シノプシス、プロセスのばらつきの影響を解析する新たなTCADを発表>>プロセス考慮のDFM製品ファミリとして展開

2006年10月17日、シノプシスは、プロセスを考慮した新しいDFMツールとして「Seismos」と「Paramos」の2製品を発表した。

プレスリリース:http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2006/20061016.html

発表された2製品は、新たにカテゴライズされた「PA-DFM(Process-Aware Design-for-Manufacturing)ファミリ」のコア製品として展開されるもので、45nm以降のデザインで発生するプロセスのばらつきが、カスタム/アナログ・デザインに与える影響を解析。製造工程で発生するバラツキの情報を設計段階にリンクさせることで、レイアウトの最適化とイールドの最大化を実現する。

「PA-DFMファミリー」は、シノプシスのTCAD専門技術をベースに開発されており、シノプシスが最近発表したイールド解析ツール・セット「PrimeYield」、スタティスティカル・タイミング解析ツール「PrimeTime VX」、スタティスティカルRC抽出ツール「Star-RCXT VX」を補完。シノプシスは、TCAD技術が実現するモデルをフィジカル設計ツール群に統合することにより、ナノメータLSI設計フローの中にある技術的な空白地帯を埋めることを狙っている。

※「PA-DFMファミリー」は既に出荷中。製品に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2006/20061016.html

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2006.10.19 )