図研とシノプシスがPCB設計の統合ソリューションを共同開発>>ベースは「Saber」と「CR-5000」

2007年5月31日、図研とシノプシスは、両社の製品を組み合わせた、PCB設計および検証の統合ソリューションを共同開発する事を発表した。

プレスリリース:http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2007/20070531.html

発表されたソリューションは、相互補完的な製品であるシノプシスのシミュレーター「Saber」と図研の「CR-5000 System Designer」の組み合わせで構築されるもので、両社は、シノプシスのFramewayテクノロジを活用し、「Saber」と「CR-5000 System Designer」を緊密に統合するインターフェイスを開発する。

両製品が統合されることでPCB設計者は、「CR-5000 System Designer」を用いてデザインを作成し、同じCR-5000環境上で「Saber」を起動して、作成したデザインのシミュレーションを実行できるようになる。これによって、インプリメント/シミュレーション/結果解析を共通インターフェイスを通じて相互参照する場合に発生しうるエラーを排除可能。結果は、シノプシスの波形解析ビューワ「CosmosScope」で解析できる。

発表によると、この統合インターフェイスは、2007年後半に提供される予定だという。

※「Saber」に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp

※「CR-5000 System Designer」に関する詳細は、株式会社図研にお問い合わせ下さい。
http://www.zuken.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.06.01 )