デナリ、サムスン製メモリのシミュレーションモデルを独占的に提供>>TATを平均6?8週削減可能
2007年8月8日、メモリIPをはじめ各種標準インタフェースの設計および検証ソリューションを提供する、米デナリ・ソフトウェアは、韓国サムスン電子との新たなコラボレーションによって、サムスン製メモリのシミュレーションモデルを独占提供する事を発表した。
プレスリリース:http://www.denali.com/news_pr20070808.html(英文)
発表によると、デナリとサムスンの両社は旧来からの協業関係を拡張し、デナリがサムスン製メモリのシミュレーションモデルを独占的に提供する事に合意。合わせてサムスンは、デナリの「Memory Vendor Program」への参加を延長する事に決定した。
デナリの提供するシミュレーションモデルは、サムスン製のDRAMおよびNANDフラッシュを用いたシステムを開発する際に利用できるもので、同モデルを使うことで開発工数を大幅に削減する事が可能。サムスンではデナリのシミュレーションモデルを利用する事で、平均6?8週間の工数削減を実現可能を見積もっているという。
デナリはメモリ検証用のIP「MMAV(Memory Modeler - Advanced Verification)」を提供する傍ら、各メモリベンダとの協業プログラム「Memory Vendor Program」を展開中で、設計者のための包括的なサポートエコシステムの構築に注力している。
※サムスン製メモリのシミュレーションモデルに関する詳細は、デナリソフトウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.denalisoft.co.jp
※サムスン電子
http://www.samsung.com/jp
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.08.13
)