コーウェア、SystemCモデルライブラリにIBMのPowerPC 440プロセッサ・モデルとCoreConnectバス・モデルを追加
2007年9月24日、ESLツール大手のコーウェアは、同社のSystemCモデルライブラリに新たにIBM PowerPC 440プロセッサ・サポート・パッケージとIBM CoreConnectバス・ライブラリが追加されたことを発表した。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2007/2007.09.24.html
コーウェアは、自社のESL環境で用いる仮想検証用のハードウェアモデルとして、各種プロセッサ・モデルやバスなどのペリフェラル・モデルをライブラリとして用意しており、「PSP(プロセッサ・サポート・パッケージ)」と呼ばれるプロセッサ・モデルのラインナップは業界トップの品揃え。ARM7/9/11/MPCoreの他にCEVA、TI、東芝MeP等のPSPを提供している。
設計者は、これら予め用意されたSystemCのハードウェアモデルを利用する事で仮想プラットフォームを比較的容易に構築することができ、各種プロセッサをベースとしたシステムのハードウェア検証、アーキテクチャ探求、ソフトウェア開発をバーチャルな環境上で実行することで開発工数の削減を実現することができる。
今回、新たにIBM PowerPCプロセッサのライブラリが追加された事によって、コーウェアユーザーは、IBM PowerPC 400やCoreConnectをベースとした仮想プラットフォームの構築が可能となり、システムの仮想検証によってアプリケーションの開発期間を大幅に短縮できるようになる。
尚、IBM PowerPC 440とIBM CoreConnectモデルは共に近日中にリリースされる予定で、PLBやDCRバスに対応したSystemCモデルで構成されているIBM CoreConnectバス・ライブラリには、特定のPLB、DCR向けペリフェラルのサンプルも含まれているという。
※IBM PowerPC 440およびIBM CoreConnectモデルに関する詳細は、コーウェア株式会社までお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2007.09.26
)