ケイデンスとメンターによるSystemVerilogベースの検証メソドロジ「OVM」、オープンソースとして一般配布を開始

2008年1月9日、ケイデンスとメンターは、両社が共同で開発したオープンソースの検証メソドロジ「OVM:Open Verification Methodology」の公開を発表した。

プレスリリース:
http://cadence.com/company/newsroom/press_releases/pr.aspx?xml=010908_ovm(英文)
http://www.mentor.com/company/news/openverificationmethodology.cfm(英文)

「OVM」は、ケイデンスの「URM:Universal Reuse Methodology」とメンターの「AVM:Advanced Verification Methodology」をベースに開発された、SystemVerilogベースの検証メソドロジで、利用するツール環境に依存しないインターオペラビリティの高さと、Apacheライセンスで提供されるオープン性が大きな特徴。シノプシスの提供する「VMM」の対抗馬と目されている。

両社の発表によると、現在「OVM」はOVMのコミュニティサイト http://www.ovmworld.org よりダウンロードする事ができ、Apache 2.0ライセンスの下で誰でも利用可能。中身としては、OVMソースコード(クラスライブラリ)の他に、ドキュメントとユーザー事例が含まれているという。

※「OVM」に関する詳細は、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社またはメンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。

※日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
http://www.cadence.co.jp

※メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
http://www.mentorg.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2008.01.10 )