メンターが独自のカバレッジ・データベース仕様とAPIをAccelleraへ寄贈>>カバレッジデータ・フォーマットの標準化を推進

2008年7月28日、メンター・グラフィックスは、自社のUnified Coverage Database (UCDB)仕様およびAPIを、米AccelleraのUCIS技術小委員会に寄贈することを発表した。
※UCIS技術小委員会:Unified Coverage Interoperability Standard Technical Subcommittee

プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2008/080728.html

メンターのUCDBは、機能検証プラットフォーム「Questa」を中心に、「0-in」や「Seamless」、「Veloce」などの検証ツールが生成したあらゆる検証カバレッジ・データを統合管理するデータベースで、無駄な検証サイクルを無くし、検証効率の改善を狙うもの。2006年5月に「Questa」に採用されてから既に2年以上、メンターの検証ソリューションを横断するデータベースとして運用されている。

AccelleraのUCIS技術小委員会は、2006年12月に組織された「カバレッジ・フォーマットの標準化」にフォーカスした委員会で、検証ツールや検証プロセスに依存しない、業界内で相互運用可能なカバレッジデータ・フォーマットの標準化に向けて活動を進めている。

今回、メンターがAccelleraに寄贈したのは、UCDBのC言語APIヘッダーファイル、UCDBリファレンス・マニュアル、UCDB APIユーザ・ガイドなどで、これら運用実績のある資産が加わる事でAccelleraの標準化活動は更に加速するとみられる。

※Accellera
http://www.accellera.org

※メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
http://www.mentorg.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2008.07.29 )