メンター、自慢の配置配線ツール「Olympus-SoC」に新たに並列処理機能を追加>>デザイン収束時間を更に短縮
2008年10月13日、メンター・グラフィックスは、同社の配置配線ツール「Olympus-SoC」の機能アップを発表した。
プレスリリース:http://www.mentor.com/company/news/mentorgraphicsolympussocplaceroute(英文)
発表された「Olympus-SoC」の新技術は、配置配線処理の中で行われるタイミング解析と最適化をそれぞれ並列に処理するという機能で、8個のCPUで同機能を実行するとタイミング解析で約7倍、最適化処理で約4倍のランタイムを実現可能だという。(従来比)
既にNECエレクトロニクスでは、この「Olympus-SoC」の新技術を3000万ゲート以上、4モード/4コーナー、メインクロック200Mhz、クロック150以上の画像処理用LSI「EMMA」の設計に適用。その結果、「感動するほどの」工数削減効果を得られたとしている。
尚、同機能はオプション扱いで、その利用に当たっては追加コストが必要となる。
※メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
http://www.mentorg.co.jp/
※NECエレクトロニクスの画像処理LSI「EMMA」
http://www.necel.com/applications/ja/consumer/digital/emma/index.html
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2008.10.14
)