世界半導体市場、2025年4月の売上高は前年比22.7%増の569億ドルで好調維持
2025年6月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2025年4月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。

SIAの報告によると2025年4月の世界半導体売上は、前年同月比約22.7%増、前月比約2.5%増の569億6000万ドルだった。同実績は4月の月間売上高としては過去最高。売上額が前年実績を上回るのは2023年11月から18ヶ月連続で、前年比売上高は12か月連続で17%以上増加している。世界半導体市場の単月売上高は2024年末から減少していたが、3月、4月とここ2ヶ月は売上増が続いている。
世界半導体市場を地域別に見ると、停滞していた欧州市場も含め全ての地域で売上額が前年実績を上回っている。中でも北米市場がAI需要で依然好調。4月も前年比44.4%増と驚異的な成長を示している。
2025年4月の日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約4%減、前年比約2%減の約5,400億円。ドルベースではプラス成長となっているが、昨年よりも円高が進んでおり円ベースの売上高は減少傾向にある。

※SIA
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2025.06.06
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