2025年半導体市場の成長予測

2025年2月18日、市場調査会社Semiconductor Intelligenceは、各調査会社の2025年半導体市場の成長予測をまとめた。

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その前に2024年の半導体市場を振り返ると、成長率は前年比19.1%の6,280億ドルという結果だった。（WSTS調べ）

事前の予測としてこの結果に最も近かったのは、IDCの予測20.2%とSemiconductor Intelligenceの予測18%だった。ちなみに他の各社の予測は5%〜16％と現実より低めの予想だった。

Semiconductor Intelligenceがまとめた今年の各社の予想は以下の通り。

2024年の予測制度が高かったIDCとSemiconductor Intelligenceの予測に大きな開きがあり、その間に各社の予測値が挟まる感じとなっている。

合わせて発表された2024Q4の半導体売上ランキングによると、上位16社のうち9社がQ3より売上を伸ばしたが、7社は売上を減らした。

画像はSemiconductor IntelligenceのHP上のデータ

SK Hynix、Qualcomm、AMDの3社は2桁成長と好調で、自動車セクターのInfineonとRenesasは2桁減と不振だった。

現時点での2025年Q1の予測としては、多くの会社がQ4より売上が減少すると見ており、2025年の市場はスロースタートになる見通し。

トランプ政策の影響を考えると、2025年は広い分野で市場が混乱・停滞し、結果的に半導体市場の勢いもある程度削がれてしまう可能性が大きいのではないだろうか。
そういった意味でSemiconductor Intelligenceの前年比7%増という予測が妥当な線に思える。

※Semiconductor Intelligence