Semiconductor Intelligenceによる半導体市況レポート
2024年8月21日、SemiWikiの記事:
Robust Semiconductor Market in 2024
市場調査会社Semiconductor Intelligenceのレポート
・WSTSによると世界の半導体市場は2024年第2四半期に1,499億ドルに達した。
2024年第2四半期は第1四半期から6.5%増加し、前年同期からは18.3%増加した。
・2024年第2四半期の半導体上位15社のうち、収益が減少したのはMediaTekとSTMicroelectronicsの2社のみ。大きく成長したのはメモリ企業で、SK HynixとKioxiaはそれぞれ30%以上増加し、Samsungは23%、Micronは17%増加した。
・2024年第2四半期の半導体上位15社のトップはNVIDIAで売上は280億ドル(見通し)、2位はSamsungで207億ドル、3位はBroadcomで128億ドルのIntelを僅差で追い抜く。
※画像はSemiWiki掲載のデータ
・2024年第3四半期は第2四半期を上回る見通しで、AMDは15%、Micronは12%の成長を予測。Samsung、SK Hynixも同様に成長が予測される。2024年第3四半期の収益ガイダンスを提供しているメモリ以外の9社の平均成長率は5%となる見通し。
・2024年は15%以上の成長を遂げるというのが大方の見立てで、翌2025年も減速するが2桁成長を維持するとみられている。
・Semiconductor Intelligenceは、2026年以降はAI需要が落ち着きしばらく1桁成長が続くと予測している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2024.08.22
)