Cadenceが学生向けにSkyWater社130nmプロセスのオープンソースPDKを提供
2023年11月3日、米国の半導体ファウンドリSkyWater Technologyは、Caence製の新しいオープンソースPDKについて発表した。
Cadenceが用意したオープンソースのPDKはSkyWater社130nm CMOSプロセス (SKY130)向けで、「Cadence VLSI Fundamentals Education Kit」を通じて学生に提供される。
「Cadence VLSI Fundamentals Education Kit」は学術向けの教育プログラムで、同プログラムを通じて今回のPDKを活用できるCadenceのライセンシーは数千におよぶという。
SkywaterはGoogleと組んで自社の130nmプロセスを利用したASIC無償シャトルのプロジェクトを進めており、昨年は新たにSkyWater 90nm FDSOIプロセスのオープンソースPDKをリリースしている。これらPDKを活用するにはefablessの提供する無償のEDAツール環境を利用する必要があったが、「Cadence VLSI Fundamentals Education Kit」を利用するCadenceのユーザーであれば、CadenceのEDAツールとPDKを用いてSkyWater 130nmターゲットのチップが設計できるようになる。
※SkyWaterのオープンソースPDKに関する最新のブログ記事はこちら
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2023.11.14
)