5/31 ウェビナー:RISC-Vを始める前に知っておくこと
2023年5月31日に組込みソフトウェア開発ツールを手掛けるIARシステムズ社とRISC-Vプロセッサを手掛けるCodasip(コダシップ)社が、「RISC-Vを始める前に知っておくこと」と題した面白いウェビナーを共同開催する。
副題は、【RISC-VインターナショナルBlog「RISC-Vに関する誤解のトップ10」の解説ウェビナー】となっており、こRISC-Vの生みの親であるDavid Patterson教授が2023年3月21日にRISC-VインターナショナルのBlogにアップした「Top Ten Fallacies About RISC-V(RISC-Vに関する誤解のトップ10)」を、IARシステムズとCodasipの両社が日本語で解説する。
RISC-Vは、誰でも無償で利用できるオープンな命令セットアーキテクチャとして世界中で注目を集めており、既に啓発期を超え教育や研究に限らず製品開発の現場で積極的に利用され始めている。そのエコシステムは日本でRISC-Vが紹介され始めた2017年当初と比較すると大きく拡大しており、今日では数多くの個人や企業がIP、開発ツール、ランタイムソフトウェア、チップ設計サービスなど、様々なRISC-Vソリューションを提供している。
しかしユーザーが増える一方で、RISC-Vに関しては「オープンソース?」「全て無料?」など、まだまだ基本的なところに多くの疑問や誤解が溢れているのも事実であり、おそらくそれを愁いたPatterson教授が誤解を解くために「RISC-Vに関する誤解のトップ10」と題したBlogを書いたのだと想像できる。
日本のRISC-V採用率は世界と比べてかなり低いようだが、RISC-Vに関する誤解がRISC-V採用の一つの障壁になっている可能性もある。RISC-Vについて理解が不十分と感じる方、これからRISC-Vにチャレンジするという方は、このウェビナーに参加すると面白いかもしない。
ウェビナーの開催時間は、2023年5月31日(水)午前11:00-午後12:00、事前登録制で参加は無料。参加者から抽選で2023年6月20日(火)開催予定の「RISC-V Days Tokyo 2023 Summer」の招待券がプレゼントされるということだ。(※RISC-V Days Tokyoは今回から有償に戻った。)なお、IARシステムズ社、Codasip社の各RISC-Vソリューションについては、RISC-V Days Tokyo 2023 Summerで聴講できる。
ウェビナーの参加登録はこちら
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2023.05.19
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