2023年1月の世界半導体市場は前年比18.5%減の413.3億ドル、5ヶ月連続の前年割れ

2023年3月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2023年1月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2023年1月の世界半導体売上は、前年同月比約18.5%減、前月比約4.8%減の413.3億ドルだった。世界半導体売上の単月売上が前年同時期の実績を下回るのは5ヶ月連続。
WSTS(世界半導体市場統計)は昨年11月末に発表した秋季予測において、2023年は前年比4.1%減のマイナス成長と予測している。
日本市場に関しては円安効果により2023年は前年比6.2%増、市場規模は約6兆6,684億円になると予測している。
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2023年1月の世界半導体売上を地域別に見ると、日本と欧州以外の主要市場は軒並み前年比2ケタ減を記録。中でも最大市場の中国市場は前年比31.6.%減と大きく売上が落ち込んだ。需要の減退に加え米国による対中国への半導体規制が大きく影響していると考えられる。
2023年1月の日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約9.7%減、前年比約14.3%増の約5,110億円。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのはこれで26か月連続。昨年9月以降の急激な円安の影響でこの5ヶ月は大幅な売上増が続いているが、12月から1月にかけては大きく円高が進み円ベースの売上減少に繋がっている。
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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2023.03.06 )