2019年Q2世界ファブレス売上Top10、上位5社は軒並み前年実績割れ、NVIDIA不調
2019年8月29日、市場調査会社TrendForceは、2019年Q2のファブレス半導体ベンダの売上ランキングを発表した。
発表によると2019年Q2売上Top10のうち上位5社の売上が軒並み前年実績割れ。前年実績に対して最も売上が減ったのは売上3位にランキングされているNVIDIAで前年比20.1%減。NVIDIAは3年ぶりに3四半期連続で前年実績を割り込んだ。TrendForceは米中貿易戦争、在庫過剰、家電製品の需要鈍化などを売上減少の要因と分析している。
一方でランキング6位から10位の企業は前年比で軒並み業績を上げている。6位のXilinxはデータセンターセグメントではわずかに影響を受けたものの、産業、通信、自動車の各セグメントで成長し前年比24.3%増、台湾のNovatekとRealtek、英Dialogも前年比2桁増の実績を残している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.08.30
)