Samsungは今年シェア2位に陥落する、Gartnerの2019半導体市場分析
2019年4月15日、DigiTimesの記事:
■Samsungとメモリ市場の動向
調査会社Gartnerによると、2018年半導体シェアトップのメモリ大手Samsungは、今年はランキング2位に落ちる可能性がある。
Samsungの半導体収益の88%がメモリの売上。世界半導体市場におけるメモリの売上は、2017年は前年比61.8%増だったが、2018年は前年比24.9%増に低下した。過剰供給により2018年Q4からDRAMの平均価格が下落し始めたが、それは2019年いっぱい続く見通し。
■世界半導体市場の動向
スマートフォン及びタブレット市場の低迷が続いていて、メモリに次いで売上の多いASSPの成長率が5.1%に留まっている。アプリケーションプロセッサ、モデム、その他のコンポーネントを販売するためにこれらのエンドマーケットに大きく依存している半導体ベンダーの大半は収益が減少している。QualcommやMediaTekなど同分野の大手は、自動車やIoTアプリケーションなど、成長の見込みがより強い隣接市場に積極的に拡大している。成熟したスマートフォン市場は、2019年も同分野への依存が高い企業にとって逆風となる可能性が高い。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.04.16
)