業界最高性能をうたうHuaweiのArmベースサーバー向け7nm CPU「Kunpeng 920」

2019年1月7日、Huaweiはサーバー向けのCPU「Kunpeng 920」を発表した。


「Kunpeng 920」は7nmプロセスで製造されるサーバー向けCPUで、Armベースのサーバー向けCPUとして業界最高性能をうたう。
「Kunpeng 920」にはHuawei独自のArmベースカスタムCPUコアが64個搭載されており、動作周波数は2.6GHz。8つのDDR4チャネル、2つの100Gイーサネット・ポート、PCIe Gen4およびCCIXインタフェースなどをサポートしており計640Gbpsのバンド幅を提供する。「Kunpeng 920」は分岐予測アルゴリズムの最適化、OPユニットの増加、メモリ・サブシステムのアーキテクチャ改善などにより演算性能を高めており、「SPECint」のベンチマークスコアは業界最高レベルを25%上回るという。また消費電力は競合製品より30%程度少ないとされている。

Huaweiは「Kunpeng 920」を搭載したサーバーマシン「TaiShan」も発表しており、同サーバーマシンを自社のクラウドサービスに活用していくという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.01.08 )