PALTEKがAI開発で東工大中原研究室のFPGA向けディープラーニング開発環境「GUINNESS」を活用
2018年12月13日、半導体商社のPALTEKは、顧客向けのAI開発サービスにおけるFPGA向けディープラーニング開発環境「GUINNESS」の活用を発表した。
「GUINNESS(GUI based Neural NEtwork SyntheSizer)」は、東京工業大学中原啓貴准教授(工学院 情報通信系)が開発したFPGA向けのディープラーニング開発環境で、ディープラーニングの学習から推論用ハードウェアのFPGA実装までをサポートする業界唯一無二のユニークなツール環境。GUIベースの単一のツール環境で2値化CNNの学習からC/C++コード生成、そしてFPGA実装とRTLを書かずにAI推論システムを構築することが可能で、学習からハード化に至る一連の作業を大幅に効率化できる。
PALTEKはXilinxの代理店としてFPGAのデザインサービスにも力を入れており、昨今ニーズが高まるFPGAを用いたエッジAIの開発において「GUINNESS」の活用を決めた。なお、AI開発プロジェクトにおける「GUINNESS」の利用には別途東京工業大学との契約が必要になるという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.12.14
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