高性能FPGAのEFINIXがエッジAI向けの新製品「T20/T200」のサンプルを1月のCESで披露

2018年12月12日、高性能FPGAを手掛けるベンチャーEFINIXはエッジAI向けの新製品を発表した。


EFINIXが発表した新製品「Trion T20」は、LE数約2万個の小型FPGAで、MPM(Mask Programmable Memory)と呼ぶオプションのFPGAコンフィギュレーション用オンチップメモリを備えるデバイスとしては同社製品ラインナップの中で最大。合わせて発表された「Trion T200」はLE数約20万個の同社製品の中では最も大きなFPGAで、低消費電力のエッジAIアプリケーションをターゲットにINT8精度でCNNで1TOPS、BNNで5TOPSのパフォーマンスを提供する。

EFINIXはTシリーズの高性能FPGAを計10種類展開しており既に顧客もいる。同社の高性能FPGAは既存のFPGAよりも面積効率4倍、性能2倍をうたっており、それを実現するプログラマブル・アーキテクチャ「Quantum」は、ロジック・セルまたはルーティング・スイッチとして利用できる「XLR Cell」をベースとしている。

なおEFINIXはXilinxから出資を受けている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.12.13 )