ルネサスがエッジでのAI/画像処理向けにDRPで性能を高めた新型MPU「RZ/A2M」を発売
2018年10月4日、ルネサス エレクトロニクスは、新型のMPU「RZ/A2M」の発売を発表した。
「RZ/A2M」はエッジでの画像処理やAI推論処理をターゲットとしたマイクロプロセッサで、ルネサス独自のDRP(Dynamically Reconfigurable Processor)を搭載することにより、画像のリアルタイム処理を低消費電力で実現することが可能。画像処理性能は既存製品「RZ/A1」の10倍を誇る。
ルネサスのDRPは回路構成を動的に変更できるプログラマブルなハードウェアで、「RZ/A2M」のオプションとして入力画像の高速処理用に用意される。「RZ/A2M」には、4MBのRAMが搭載されており、MIPI CSI-2 インタフェース、イーサネットコントローラ×2チャンネル、暗号ハードウェアアクセラレータなども備えている。
※画像はルネサスWeb上のデータ
ルネサスは「RZ/A2M」のサンプル出荷を開始しており、2019年Q1から量産開始の予定。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.10.05
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