MITがLSIに搭載可能な分子時計を開発

2018年7月31日、CNET Japanの記事:

マサチューセッツ工科大学の研究チームが半導体チップに実装可能で安価に製造できる分子時計を開発した。硫化カルボニル(OCS)分子を含むガスに高周波(231.060983GHz)を照射してOCS分子を回転させ、その共振状態を基準クロックとして時間計測する。既存のCMOS製造プロセスを使ってLSIに組み込める。1時間当たりの平均誤差は1マイクロ秒未満で精度は小型の原子時計に匹敵。消費電力は66mWと原子時計よりも極めて少ない。研究チームは、この分子時計がスマートフォン用GPSの高精度化につながると考えているという。

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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.08.01 )