ArcSoft、CadenceのDSPでイメージングアプリのパフォーマンスを向上

2018年7月18日、Cadenceは各種イメージングソフトウェアを手掛ける米ArcSoftとの協業事例を発表した。


発表によるとArcSoftとCadenceは協業によりArcSoftのビューティーショット、HDR、bokeh(ボケ)、顔認証アプリケーションをCadenceの「Vision P6 DSP」に移植。「Vision P6 DSP」を利用する事で各アプリの高性能化、低消費電力化に成功した。例えば「Vision P6 DSP」の高度なビジョンおよびAI技術によってカメラ1つでbokehが使用可能となり、低消費電力化だけでなく低コスト化も実現。HDのパフォーマンスはCPUとの比較で6倍向上できた。共同開発された同ソリューションは世界的大手のアプリケーション・プロセッサーに組み込まれ、市販のスマートフォンで利用されているという。

なおCadenceによると「Vision P6 DSP」は、モバイル向けアプリケーション・プロセッサーのトップベンダー5社のうち2社に採用されているという話だ。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.07.23 )