ローム、車載LSI製品のISO 26262対応でCadenceのAutomotive Solutionを採用
2018年7月12日、Cadenceはロームによる「Cadence® Automotive Solution」の採用事例を発表した。
発表によるとロームは車載LSI製品の開発フローにCadenceのAutomotive Solutionを採用。具体的には車載LSIの安全性検証にCadenceの検証プラットフォーム「Insicive」の故障注入シミュレーション技術を導入した。同ロームのフローは第三者認証機関テュフ ラインランドによる機能安全規格ISO 26262 ASIL D認証を取得しており、2018年に改定される予定のISO 26262第2版準拠への対応も考慮しているという。
ロームによるとCadenceのAutomotive Solutionは、既存のテストベンチ、デザイン、デバッグ環境を再利用した故障注入シミュレーションが可能で、検証プロセスを大幅に効率化することができるとの事。ロームの事例に関する詳細は、7月20日に開催されるCadenceのセミナーイベント「CDNLive Japan 2018」で発表される予定。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.07.13
)