【DAC2018】NetSpeedがAI対応SoC専用のインターコネクト「Orion AI」をリリース
2018年6月21日、インターコネクトIPを手掛けるNetSpeed Systemsは新製品「Orion AI」のリリースを発表した。
発表によるとNetSpeedの「Orion AI」は、同社の実績あるインターコネクトIP「Orion IP」をベースに構築された新製品でAI機能を備えるSoCやAIアクセラレータの性能および効率アップを狙うもの。AIシステムでは中央のメモリを介さず迅速かつ効率的なピアツーピアのデータ交換が求められるため、「Orion AI」はそれに対応するマルチキャストやブロードキャストなどの高度な機能を提供。何千もの計算エンジンをサポートできる基盤アーキテクチャを備えており、最大1024ビットのインターフェイスを備えたデータパスを提供し、最大4Kバイトのバーストをサポートする。
なお、「Orion AI」のベースとなっている「Orion IP」は既にHorizon Robotics, Cambricon, Baidu, EsperantoなどのAI企業にライセンスされた実績がある。
NetSpeedは新製品「Orion AI」を6月24日からサンフランシスコで開催される第55回Design Automation Cconferenceで展示すると見られる。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.06.22
)