QualcommのAIエンジンでAndroidプラットフォーム初となるリアルシーンAR翻訳を実装
2018年5月23日、Qualcommは北京で開催したイベント「AI Day」に合わせて幾つかの発表を行った。
QualcommのAIエンジンでAndroidプラットフォーム初となるリアルシーンAR翻訳を実装
中国NetEase YoudaoとQualcommが共同でYoudaoのリアルシーンAR翻訳をAndroidプラットフォームに実装。Snapdragonに搭載されるQualcommのAIエンジンを利用することで、リアルシーンAR翻訳の認識速度を最大10倍向上させた。同リアルシーンAR翻訳はオフラインで利用可能。中国語、英語、日本語、韓国語をサポートする。
中国IoTソリューション・プロバイダThundercommとQualcommがAIデバイス開発キット「Thundercomm TurboX」を共同開発
「Thundercomm TurboX」はQualcommのAIエンジンを含む複数のハードウェア及びソフトウェアコンポーネントで構成されており、オブジェクト認識、欠陥検出、シーン検出、ペット認識などのリファレンスAIアプリケーションとモデルが含まれている。AIエンジンに付属する「Qualcomm® Neural Processing SDK」を用いることでユーザーのトレーニング済のディープラーニング・ネットワークを「Thundercomm TurboX」に移植できる。
BaiduとQualcommがPaddlePaddleを用いたモバイルAIアプリケーション開発で協力
BaiduとQualcommの両社はBaiduのオープンソースのディープラーニング・フレームワーク「PaddlePaddle」をONNXを介してSnapdragonを搭載したモバイル機器に取り込むために協力する。QualcommのAIエンジンを利用する事でデバイス上のニューラル・ネットワークを最適化する。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.05.25
)